東北運輸局は岩手県盛岡市などを除く「旧岩手県B地区」のタクシー運賃について「値上げが必要」と判断しました。
これにより県内では2022年以来、全域で値上げされることになります。
東北運輸局によりますと、2025年2月中旬までに盛岡市・滝沢市・矢巾町を除くエリアである「旧岩手県B地区」のタクシー事業者のうち半数以上の54社から値上げの要請が寄せられました。
このため運輸局が複数の事業者について収支率を算定したところ、現行の運賃では赤字となるとの結論に至り、4月11日に値上げが必要との判断を示しました。
各事業者からは現在590円から610円の初乗り運賃を700円から740円とすることや、100円ずつ増える加算料金について、その距離を短くすることが要請されています。
運輸局は2月に盛岡市・滝沢市・矢巾町からなる「旧岩手県A地区」でも値上げが必要と判断していて、今後「旧B地区」を含め値上げ幅などについて検討を進めることになります。