岩手県北上市は4月14日に、市が独自に基準木に指定しているソメイヨシノの開花を宣言しました。市内のサクラの名所・展勝地でも一部の花が咲き始めています。
北上市は14日、市役所本庁舎にあるソメイヨシノに複数の花が咲いたことから、市独自の開花を宣言しました。2024年より5日遅く、例年より4日遅い開花です。
12日午後の時点で開花が確認されたのは1~2輪ほどだったということですが、14日朝は10輪以上花が開いていました。
14日は開花が宣言されたあと、八重樫浩文市長などが基準木のそばにあるパネルに開花の日付や市内のサクラの状況を書き込んでいました。
北上市 八重樫浩文市長
「これからいよいよ北上の本格的なサクラシーズンが来るということで、観光客の皆さんも昨年より多くの方に来ていただけるのではと期待している」
一方、市内のサクラの名所・展勝地では、4月9日から「さくらまつり」が開催されています。
観光コンベンション協会によりますと、約2キロある桜並木は12日に両端から咲き始め、14日時点で児童公園付近が3分咲きとなっています。今週末に見頃を迎える見込みです。
市では2025年のさくらまつりの期間中、2024年の37万3000人を超える入り込みを期待しています。