Bリーグ1部・島根スサノオマジックは、12日と13日にホーム松江で川崎ブレイブサンダースと対戦。激しい戦いとなりました。レギュラーシーズンも残り10試合を切り、2年ぶりのチャンピオンシップ進出に向けて、負けられない、負けたくない試合が続きます。
西地区2位でチャンピオンシップ進出圏内の島根は、中地区最下位の川崎をホームに迎えました。
12日のゲーム1で島根の攻撃を牽引したのは津山尚大。
一方川崎は、日本代表のキャプテン経験もあるベテランの篠山が応戦。
48対44と島根が4点リードで前半を終えます。
続く後半も島根は津山が止まりません。第3Qまでに3ポイントシュート7本を沈め、シーズンハイの25得点をマーク。
チームも一時11点リード、川崎を突き放します。
しかし第4Q…島根にとって今シーズンは“魔の時間帯”です。
第4Qの得点力がリーグ19位で、終盤の失速が課題ですが、この日も得点がぴたりと止まり、川崎に大量得点を許します。
名古屋戦、佐賀戦に続き、第4Qに逆転を喫し、津山の活躍を勝利につなげることはできませんでした。
島根スサノオマジック・津山尚大選手:
本当に残念な試合というか。何回も同じ負け方をしていますし、今シーズン。13日はしっかり切り替えて、40分間一人一人が自分の役割を果たして勝てるようにやっていきたいと思います。
そして13日のゲーム2。リベンジに燃えるキャプテンの安藤が、相手の厳しいマークを振り切りタフショットを何度も決めるなど、圧巻のプレーを見せました。
しかし川崎も譲りません。かつて島根に在籍し、B1昇格に大きく貢献したロスコ・アレンが19得点。古巣を相手にスーパーショットも決めました。
第3Q終了時で57―59と島根が2点ビハインドで「魔の時間帯」第4Qを迎えました。
ここで嫌なムードを振り払ったのはニック・ケイ!ここまで無得点のキャプテンが、このクォーターだけで10得点をマーク。
さらにもう一人のキャプテン安藤も圧巻の30得点!勝負の第4Qにダブルキャプテンが「魔の時間帯」を制し、85対68で勝利に導きました。
島根スサノオマジック・安藤誓哉主将:
みんなにプライドを持って戦おうと、ロッカールームで伝えて試合に入りました。
本当に今年こそは頂点を獲りたいので、皆さんも一緒に最後まで戦っていきましょう。
島根は、16日の次節にアウェイで広島ドラゴンフライズと対戦します。
最新の順位表です。首位の琉球はここにきて11連勝。すでにCS(チャンピオンシップ)進出が決定。地区優勝もマジック3となっています。
そして島根もCS進出決定が目の前です。最短の場合、16日の試合で島根が勝利、大阪と京都が敗れればCS出場が決まります。
2年ぶりのチャンピオンシップ進出。そして悲願の優勝へ…シーズンは残り8試合です。