福井県内各地のソメイヨシノの見頃は終わりが近づいてきましたが、勝山市の九頭竜川沿いの「弁天桜」は、今が見頃。勝山の春の風物詩、サクラと鯉のぼりの競演も始まっています。
勝山弁天桜は、九頭竜川の下流に向かって右側の堤防約1.5キロにわたって約450本のソメイヨシノが咲くサクラの名所として親しまれています。
福山千奈アナウンサー:
「勝山弁天河原では美しいサクラとカラフルな鯉のぼりの共演を見ることができます!」
川から堤防までの約300メートルに渡って、大小様々な鯉のぼりが春風を受けてゆったりと泳いでいます。この鯉のぼりの設置は1991年から市が始めたもので、市民が使わなくなったものを譲り受けて吊るすようになり、今年は100匹以上が設置されました。青空の下、訪れた人たちは散歩をしたり写真を撮ったりしてサクラとや鯉のぼりの競演を楽しんでいました。
訪れた人たちは「昨日すごい嵐だったからきょうダメかなと思って来たけど満開で良い感じ。清々しい」「きょうは天気が良くて気持ちいし、サクラも満開で残雪も見えて…勝山の良いところを丸ごと摂取したかのような素晴らしいお日和で楽しかった」などと話していました。
今の時期は、雪が残る奥越の山々とサクラのコントラストも楽しむことができます。
勝山市によりますと、勝山弁天桜の見ごろは今週いっぱい続き、鯉のぼりは5月31日まで設置されます。