公設秘書の給与などを国からだまし取った詐欺の罪に問われた岩手県出身の元参議院議員・広瀬めぐみ被告(58)について、東京地裁が言い渡した有罪判決が4月11日に確定しました。
広瀬めぐみ元参議院議員(58)は、2022年から2023年にかけて公設第二秘書として届け出ていた女性に勤務実態がないのに国から支払われた秘書給与と退職金合わせて358万円余りをだまし取ったとして詐欺の罪に問われていました。
3月の判決公判で東京地裁は広瀬元議員に懲役2年6カ月・執行猶予5年の判決を言い渡していて、控訴期限の4月10日まで弁護側・検察側の双方から控訴の申し出がなかったことから広瀬元議員の有罪が確定しました。
広瀬元議員は2022年に参院選岩手選挙区に自民党公認で出馬し初当選しましたが、今回の事件で東京地検特捜部の捜査を受け2024年8月に議員を辞職。
広瀬元議員は弁護士でもありましたが、有罪が確定したことで弁護士法の規定により弁護士の資格を失いました。