4月14日の山陰地方は、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込んでいるため、大気の状態が不安定で、15日にかけて竜巻といった激しい突風、落雷などに注意が必要です。
山陰地方の上空約5500メートルには、平年より10℃ほど低い氷点下30℃以下の寒気が流れ込む見込みです。また、日本海を進む低気圧に向かって暖かく湿った空気が入るため、大気の状態が非常に不安定になるでしょう。
浜田市では、14日朝から雨雲が接近しています。このあとも、山陰両県に局地的に雷雲が発達する恐れがあります。不安定な天気は15日まで続き、竜巻などの激しい突風、落雷、急な強い雨、そしてひょうに注意が必要です。
先週は、山陰地方でも同じような気象条件で各地で雷雨や強風となり、奈良市では落雷による事故も起きました。
気象台は、黒く見える雲、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、建物内に避難するなど安全確保に努めること、農作物の管理に注意するよう呼びかけています。