全国規模の弁当や総菜のコンクールで数々の賞を受賞している山形・鶴岡市の会社が、2025年度も2つの部門で全国1位の「最優秀賞」に輝いた。4年間で3回の全国最高賞受賞の快挙を実現した。

魚本来の味を楽しめる調理法を工夫
2025年度のコンクール「お弁当・お惣菜大賞」には、11の部門に全国から約1万5000件の応募があり、鶴岡市の「山形優味」は2つの部門で全国1位の「最優秀賞」に輝いた。

「弁当部門」で、A5ランクの山形牛のローストビーフに、最上川で採れたサケやイクラを使った目にも鮮やかな行楽弁当が受賞。
「魚弁当部門」で、すり身やフライの材料にタラやフグ・マスなど旬の魚を使った魚づくし弁当が受賞した。

山形優味・丸山環社長は、「魚の弁当を新しいテーマに、地元の魚を使うということで、庄内浜の魚を9割使った。調味料をつけなくても良いように、しょうゆの味一辺倒にならないよう、調味料・ソースをかけなくても魚本来の味を味わっていただける調理法になっている」と、メニューを考案する上で“魚にこだわった”と話す。

山形優味は、2022年・2024年にも同じコンクールで最優秀賞を獲得していて、4年間で3回の最高賞という快挙を達成した。

今後も山形食材にこだわって提供していく
さらに、山形優味が運営する鶴岡市・酒田市の店舗の料理人2人が、3月に都内で開かれた「全国日本料理コンクール」で、それぞれ大臣賞を獲得してその腕前を示した。

山形優味・丸山環社長:
知名度・認知度が高くなるので、山形の食材にこだわって今後もエントリーしていく。調理が好きだし、県内・庄内の食材も良いので、十分期待に応えて行けると思う。

受賞したそれぞれの弁当は、山形優味が運営する「銀のすず」で注文を受けつけている。
<お弁当・お惣菜大賞とは>
スーパーマーケットやコンビニエンスストア・ 専門店などで実際に販売している数多くのお弁当・お惣菜・サラダ・パンなどの中から、食の専門家で構成された審査員により、特に優れた商品を選出し表彰。
優れた商品をたたえることにより、担当者のモチベーションアップと、デリカ部門のレベルアップを図ることを目的としている。
主催は(一社)全国スーパーマーケット協会。
(さくらんぼテレビ)