インドで男が注目を集めようと、線路上にうつ伏せで横たわり、列車が迫る動画を撮影・投稿。動画はSNSで80万回以上再生されたが、鉄道運行を妨害した疑いで警察に拘束された。
実際には、列車が男の上を通過したように見せかけた編集の可能性もあり、警察が分析するという。
線路にうつ伏せになる動画をSNS拡散
線路上のど真ん中に、うつ伏せで横たわる男。
この危険な体勢で動画を撮影し、注目を集めようとしたとみられる男が、インドで警察に拘束された。

黄色のパーカーを着た男が線路に侵入し、スマートフォンを手にうつ伏せの状態になって、頭を下げた次の瞬間。

映像はスマートフォンのカメラに切り替わり、猛スピードで近づいてくる列車の姿を捉えた。

その後、走る列車の底の部分が映し出され、列車の通過後、男は線路から起き上がり立ち去った。

撮影されたのはインド北部だ。炎上を狙ってか、動画を投稿すると80万回以上も再生された。
SNSでは、「ソーシャルメディアで注目を集めたいがために、このような無謀な行動を取るのは危険であるだけでなく、自身の命を脅かすものだ」など、様々な声が上がった。
運行妨害容疑で警察が男を拘束
やがて警察が捜査を始め、男は鉄道の運転を妨害した疑いなどで拘束された。

ただし、拡散された動画をよく見ると、実際に男の上を列車が通り過ぎていく様子を捉えた映像はない。

実際には、線路にカメラを置くなどして撮影した映像を“そう見える”ように編集したものなのだろうか。

地元メディアによると、男はSNS上で人気を得るために危険なコンテンツを制作したと話しているという。インド警察は「携帯端末の分析によって、編集が行われたかどうかが明らかになるだろう」としている。
(「イット!」4月11日放送より)
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