新年度になって2週間、職場や学校に“マイ水筒”を持っていく人も増えています。
節約になる一方で洗うのが大変ですが、今、洗いやすさに注目した水筒が増えているんです。
他にも売り上げが9倍に伸びているものまで、最新事情を取材しました。
日常使いの水筒だからこそ、「もうちょっとこうなれば」なんて望むことありますよね。
街では「口のところのパッキンがちょっと洗いづらい」「中の底の部分、あとフチの中、内側のところに茶渋がついちゃう、毎日洗ってても」などの声が聞かれました。
一番多かったのは洗いづらさ問題。
しかし、洗いづらさを解消してくれる水筒が続々発売されているんです。
まずは、ふたとパッキンが一体型になっている水筒。
これまでは部品を分解して1つずつ洗う手間がありましたが、こちらは本体とふたの2つだけなので洗うのが楽に済みます。
そして、底が開けられる水筒もあります。
底が洗えない、茶渋がたまってしまうといったストレスはもちろんなし。
しっかり直接洗うことができます。
さらに、底が開いていることで通気性もよく、立てかけておくだけで乾かしやすいんです。
こうして進化し続けている水筒。
約600種類の水筒を扱っているハンズ新宿店。
売り上げはこの2年間、右肩上がりを続けていて、2025年もすでに2024年の1.4倍の売り上げになっているんです。
売り上げが右肩上がりの理由は、今、水筒は「1人複数持ち時代」に突入しているといいます。
街では「めちゃくちゃたくさん持ってる。家には10個ぐらいあって、絶対に外で飲み物買いたくないので、外出時間が長い時はコーヒーの小さいやつとお茶用とか2個持ってる」「(水筒を)毎日持ってる。家に7つぐらいあって、お水・お茶・日本酒って分けてる、ワインと。冷たいうち・温かいうちに飲めるから」などの声が聞かれました。
お出かけの際など何本もの水筒を飲み物によって使い分ける人が多く、こういったことから、最新の水筒はどんなシーンでも持ち運びやすくなるように取っ手がついたものも多くなっているそうです。
持ち運びの良さでいくと、飲み終わったあとに折り畳める水筒も。
かなりコンパクトになるので、お出かけの時いくつ持って行っても帰る時はかさばらないでかばんに入れられます。
ここまで機能が進化した水筒などを紹介してきましたが、今一番売れている水筒が別にあるんです。
ハンズ広報部・本田浩一さん:
こちらのスタンレーの「真空クエンチャー」。カラーバリエーションがすごく豊富になっていて、海外から火がついた。SNSで話題になって非常に人気に火がついて、今国内でもものすごく売れている。
スタンレーの「真空クエンチャー」は、ストローが刺さっていて、持ち手がついた水筒となっています。
一般的な水筒の2倍ほどのお値段ですが、見た目の可愛らしさから若者を中心に人気が高まっていて、売り上げが9倍に増えているそうです。