大盛況が続く大阪・関西万博。
その会場で、不測の事態への対応にあたる「会場警察隊」。FNNはその活動に密着しました。
ゴールデンウィーク最終日を迎えた6日。
あいにくの空模様だったにもかかわらず、世界各地から大勢の人が訪れた大阪・関西万博。
その会場内では、警察官も来場者への対応にあたっています。
広い会場で迷ってしまったというハワイから来た外国人観光客を案内していたのは、会場警察隊の高山洋平巡査(22)です。
突然の異動で任務に就いたということで、英語が少しおぼつかない様子。
聞き取れなかった時には翻訳アプリを使って再チャレンジです。
女性:
What are they going to do with this area when expo is finished.
翻訳アプリ:
万博が終わったらこの地域はどうなるんですか?
警察:
また新しい町ができます。
女性:
OK!どうもありがとう。
何とか目的地まで案内することができました。
しかし、安心したのもつかの間。
高山巡査のもとに緊急連絡が入ります。
警察:
日本館のリング上で心配停止入ったらしいです。
急を要する通報を受け、高山巡査らは大急ぎで現場へ。
しかし現場は広い会場の反対側。距離にして約1kmあります。
大屋根リングの下に着いても、目的地はその上。
駆け足で階段を上ります。
20分ほどかかってようやく到着したところ、偶然近くに居合わせた別の警察官が対応済みでした。
幸い要救護者の命に別条はなかったといいます。
会場警察隊・高山洋平巡査:
距離遠いなとは思ったので自転車乗れたらとか思いましたけど、徒歩だったので徒歩で…。
そんな会場内では、様々な出動指令が下されます。
無線:
なぜか暴れている。
警察:
外国人の方が暴れているみたいで。
応援を呼び、警察官5人ほどで現場へ向かいます。
すると、外国人の男性は特に暴れることなく椅子に座っていました。
話を聞くと、足が看板に当たり、けがをしたということです。
会場警察隊・高山洋平巡査:
(Q.最初暴れているという通報)でも行ったときは全然何も暴れてもなくて、協会の方と話したいということで、1回協会の方にここまで来てもらって話してもらって、一旦解決となった。
大阪・関西万博終了まで残り5カ月。
想定外のトラブルに備え、会場警察官の一人ひとりが警戒にあたっています。