夢のマイホームに太陽光パネルを設置して、新生活の家計の支えに…。
思い描いた将来設計が、まさかのトラブルに発展です。

被害を訴えるAさん:
この新しい新居での生活で、ワクワクしているところをどん底にじゃないですけど、落とされてってところで。

「イット!」に苦しい胸の内を明かしたのは、5年前、3800万円で東京都内の新築一戸建てを購入したAさん。

被害を訴えるAさん:
戸建てを購入した不動産会社から「太陽光発電の設置はいかがですか?」と。246万円で契約をして。

不動産会社に業者を紹介され、太陽光パネルの設置費用として246万円のローン契約を結びました。

被害を訴えるAさん:
太陽光(パネル)設置すれば金銭面でプラスになるという話を伺って、少しでも負担が、金銭面が減ればというところで。

発電した電力を売り、家計の足しになれば…と期待していましたが、契約から5年がたった今の状況は…。

被害を訴えるAさん:
屋根の上には今、何もない状況ですね。最初の頃言ってたのは“資材が足りない”。輸入されてこないから工事ができないというので…。一回あったのが、天候がちょっと、雨が降りそうだから工事ができないですとか。

あの手この手を使って工事を先延ばしにする業者。
そして、ついに2024年の夏ごろ、業者との連絡が途絶え、雲隠れ状態に。

被害を訴えるAさん:
去年の夏前ぐらいから電話しても全く。コールは鳴るんですけど、相手方が出ることがなくて…。

問題の業者の正式名称を聞くと、実は、2024年9月に「イット!」が太陽光パネルの設置トラブルを訴える契約者を取材した時と同じ業者でした。

被害を訴えるAさん:
現状、こちらとしての認識は“詐欺にあったな”っていう気持ちです。

取材班は当時、社長の連絡先を突き止め電話で直撃。
契約者が社長に直接思いをぶつける場面もありました。

被害を訴えるCさん:
全く誠意を感じないです。どんなに忙しい人だって電話くらいできるじゃないですか。(直接話して)不信感は膨れました、電話で。全額返済を求めて、一切付き合いたくないです。

この時、業者の社長は被害を訴える人への対応について、「月々できる範囲で返金していく」「工事の希望にも応じる」などと回答していましたが、現在Aさんは業者と連絡すら取れず。

被害を訴えるAさん:
一番はお金が戻ってくるというのが、少しでも理想。まずは連絡をいただきたい。

前回の直撃取材から約8カ月。
契約者への対応は進んでいるのか、再び業者の社長に取材を試み、数度にわたり連絡しましたが応答はありませんでした。