米子空港の国際定期便の3月の利用実績は、ソウル便が90%近い搭乗率で好調を維持している一方、香港便は前の月を下回り50%台と厳しい状況が続いています。
鳥取県のまとめによると、3月の米子-ソウル便の搭乗率は87.8%で、2024年10月から6か月連続で8割を超え、好調を維持しています。
搭乗者は4837人のうち、日本人は1672人で前の月に比べ802人と倍以上増えました。
卒業旅行や春休み旅行などで日本人の利用が増えたと、県は分析しています。
一方、米子-香港便は搭乗率は55.5%で、前の月を5.2ポイント下回りました。
春休みの旅行などで日本人の利用が増加した一方、機材繰りのため5便が欠航となり、日本を訪れる利用客が減少したことから、搭乗率の低下につながったとみられます。
県は、香港便について、香港のインフルエンサーによる観光の情報発信や航空会社と連携したプロモーションなどを通じて利用促進を図りたいとしています。