自転車に乗る時のヘルメット着用を呼びかける街頭啓発活動が10日、鳥取市で行われました。法改正で「努力義務化」されて2年が経ちましたが、着用率は依然として伸びが鈍いようです。
警察官:
事故が起きた時に命を守ってくれますので、今後も着用よろしくお願いします。
JR鳥取駅前では10日朝、鳥取警察署の署員など10人が自転車で職場や学校へ向かう人たちに啓発グッズを手渡しながらヘルメットの着用を呼びかけました。
ヘルメットの着用は、道路交通法の改正で2023年4月から着用が努力義務化されました。
警察庁が2024年7月に行った全国調査では、着用率は全国平均が17.0%だった中、鳥取県は32.7%と高かったものの、それでも3人に1人しか着用していない状況が明らかになりました。
10日の街頭啓発でもヘルメットを着けていない人が多く見られ、一人一人に声をかけては着用を呼びかけていました。
鳥取警察署交通第一課・竹矢秀雄課長:
以前に比べてヘルメットの着用をしている方は増えたと思いますけど、それでも全員がされている訳ではないので、100%に少しでも近づけるように広報をしていきたいと思います。
警察庁によると、全国で過去5年間に起きた自転車の死亡事故でその約5割が頭部に致命傷を負っていて、頭を守るヘルメットがいかに大切かを示しています。
このため警察では、引き続きヘルメット着用を呼びかけていくとしています.