鳥取県境港市で3月、配管工事の作業中に火が出て作業員4人が救急搬送された事故で、4人のうち1人がその後死亡していたことが明らかになりました。
この事故は、3月10日に境港市の国際旅客ターミナル北側の岸壁で、船に油を送る油送管の移設作業が行われていた際の溶接中に火が出たもので、男性作業員4人が顔や全身に重いやけどを負って救急搬送されました。
このうち警察が4月10日に死亡を明らかにしたのは、石川県白山市の若島徳人さん(49)で、3月30日に入院治療を受けていた米子市内の病院で死亡が確認されたとしています。死因は、広範囲のやけどと見られています。
警察では、若島さんの身元の確認などに時間を要したとしています。
ほかの3人は引き続き入院治療中だということで、警察は出火の原因など事故原因の究明を続けています。