島根県奥出雲町で、学校再編で誕生した新しい小学校が4月8日、開校しました。4つの小学校の児童が、新しい環境で新学期のスタートを切りました。
4月8日に開校を迎えた奥出雲町の横田小学校。4つの小学校が再編され誕生しました。8日は開校式が行われ、2年生から6年生まであわせて149人が、新しい学校で新学期のスタートを切りました。
横田小学校・千原一弘校長:
統合してよかったと実感してもらえるよう、新しい横田小学校の創造に力を注ぎ、子どもたちが安心して過ごせる居場所を作り、子どもが主役の学校を目指します。
旧馬木小学校出身・家熊愛さん:
私は6年生として、この横田小学校をまとめ、かつての4つの小学校の歴史に負けないくらいの新しい横田小学校の伝統を作っていきたいです。
新しい横田小学校、校歌も新たに作られました。町民から歌詞のアイデアを募集、町内在住の音楽家が詞とメロディーをつけました。開校式で、児童たちが元気な歌声を響かせました。
校章も一新され、四つ葉のクローバーをモチーフに4つの学校の統合が表現されています。
旧横田小学校・兒玉蒼介くん:
二年前から交流学習をしていたから、他校の生徒もほとんど知っているが知らない人もいるので、一年間で知りたい。
旧八川小学校・安部光亮くん:
(他校でも)仲良かった人と同じ学校になれてよかった。ホッケーをしていて、みんなと同じチームになれて、学校とかでもみんなと一緒に頑張りたい。
ところで、4つの小学校が1つになったことで、気になるのが…。
横田小学校・若築慎也教頭:
こちらです。大谷グローブはここにおいてあります。
メジャーリーガー・大谷翔平選手が2023年、全国の小学校2万校に贈った通称「大谷グローブ」です。横田小学校には4校分、あわせて12個のグローブが集まることになりました。学校ではグローブを職員室に保管、希望があれば子どもたちに貸し出すことにしていますが、数が増えたことでこんなメリットも…。
横田小学校・若築慎也教頭:
種類があり、右利き用が二つある。小さい子用と大きい人用、さらに左利き用なので、これだけあると1年生から6年生までしっかり遊べると思う。
仲間もグローブも増え、楽しく野球ができそうです。横田小学校では、10日に入学式を控えています。新1年生20人を迎えて、全校児童169人がそろって新しい学校でのスタートを切ります。