富山市で弁当や給食を製造する「ユニオン・ランチ」が自己破産を申請しました。

コロナ禍や食材価格の高騰が影響しました。

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民間の信用調査会社の帝国データバンクによりますと、富山市向新庄町の「ユニオン・ランチ」は先月25日までに富山地方裁判所に自己破産を申請し、事業を停止しました。

ユニオン・ランチは仕出し弁当の製造・販売や社内食堂の受託運営を行い、低価格や配達サービスにより客層を広げ業績をあげていました。

しかし、新型コロナの流行で主力の弁当の売り上げが減少し、近年は食材価格の高騰分を価格に転嫁しきれず、事業の継続を断念したということです。

負債総額は約5億7900万円で、代理人の弁護士によりますと、すべての従業員130人余りを今月末で解雇するということです。

弁当の納品は1日約7500食とみられ、納入していた事業所や高齢者施設などに影響が広がっています。

富山テレビ
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