8日午前、島根県江津市桜江町の山林で火災が発生。通報から7時間が経った夕方になっても消火活動が続いています。
火事があったのは、江津市桜江町谷住郷の山林です。
8日午前11時すぎ、「林野火災が発生している」と消防に通報がありました。
福村翔平記者:
「規制線が張られてこの先入ることができないのですが、ここからでも白い煙が見えます。そして時折パチパチと音がしています。
通報から7時間が経過した午後6時の時点でも延焼中で、消火活動が続いています。
発見者:
ドラム缶の中に煙が出ていた。水をかけて、本か何かの紙が落ちてそれが飛んでそれが広がった。
現場近くの桜を見に来て火事に気付いたという女性。現場には、ごみ焼きをしていたとみられるドラム缶があり、そこから燃え広がったということです。
福村翔平記者:
「消火を困難にしているのが、時折吹く強い風と水の確保の難しさです。消防団によりますと、鎮圧のめどはまったくたっていないとしています。
消防によると、現場は山の頂上付近で、周辺では風速7~8メートルの南寄りの風が吹いていて、ヘリによる上空からの消火は難しいということです。
また周辺に水源がなく、地上からの消火も難航しています。
消防は、ふもとから水をピストン輸送しているほか、近くの川をせき止めて水を確保して対応しているということです。
江津市には、強風・乾燥注意報が発表されています。消防などが消火活動と延焼を防ぐため、現場周辺の警戒にあたっています。