埼玉・ふじみ野市で6日、改造車買取会社に2人組が侵入し、ラジエーターと、計約20万円相当のアルミホイール2本を持ち去った。
被害に遭った会社では、防犯カメラの映像から、部品の価値を知り、車や部品の扱いにも慣れた人物の犯行とみており、警察は窃盗事件として捜査している。

雨の夜に改造車の部品狙う2人組が侵入

取材班のカメラが捉えたのは、車の一部だけが盗まれた被害の現場だ。

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「(盗まれたのはボンネットの中の)ラジエーターという部品。赤い部分とエンジンの間に入ってました。びっくりしましたね。あ、ない!と思って。」と全国改造車・スポーツカー買取MSGの石川廣大課長は話した。

ボンネットの中から、エンジンを冷やす部品が持ち去られたのだ。

被害にあったのは、埼玉・ふじみ野市の改造車などを買い取る会社、全国改造車・スポーツカー買取MSG。被害に気が付き、慌てて防犯カメラを確認すると、他のものも盗まれていたことが明らかになった。

犯行当日の2日午前1時半前、雨が降る中で現れたのは、かっぱのようなものを着た2人組だった。1人が車のボンネットを開け、中をのぞいている。

物色を始め約20分後の午前2時前、画面右で侵入者のライトが光る。

ホイール2本を盗み逃走「かなり慣れてる人」

2人組が目をつけたのはホイールだ。すると、1人がタイヤごとゴロゴロ転がし、さらにもう1人もゴロゴロと転がしていく。

そして道路までたどりつくと、タイヤを持ち上げて逃げていったのだ。

取材スタッフが実際に持ったところ、タイヤは重く、持って逃げるとなるとかなり難しいことが分かった。

盗まれたのはアルミ製のホイール2本で、合わせて約20万円で取引されているものだという。

全国改造車・スポーツ買取MSGの石川廣大課長は「価値が分かっている人ですし、車結構いじれるっていうか、かなり慣れてる人だと思います。結構盗難が多いっていうのは聞いてたんですけど、本当に許せないと思いましたね」と話した。

警察は、窃盗事件として2人組の行方を追っている。
(「イット!」4月7日放送より)

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