任期満了に伴う出雲市長選挙が6日に告示され、現職の飯塚俊之さんのほかに立候補の届け出がなく、無投票で再選が決まりました。
6日に告示された出雲市長選挙。2期目を目指す無所属の現職・飯塚俊之さんが、無投票で当選しました。午後5時に届け出が締め切られ、無投票当選が決まると約120人の支援者に再選を報告しました。
出雲市長選が無投票となったのは、2013年以来12年ぶりです。
無投票で再選・飯塚俊之氏:
私がここで指揮者のような役割をすることで、全体的に出雲の底力が上がっていく、そういう役割を担っていきたい。
4年前の選挙でも公約に掲げた中山間地域の振興や脱炭素、行政のデジタル化を引き続き推し進め、最重要課題の人口減少対策に取り組むことなど2期目に向け、決意を示しました。
飯塚さんは出雲市出身の59歳。市議会議員を3期務めた後、2021年の市長選で初当選。2期目を目指す今回の選挙では、自民党島根県連や公明党島根県本部など約50の団体から推薦を受けました。
飯塚俊之氏:(告示後の第一声):
災害については、半島部、中山間地域をしっかり守っていくこと、市街地においても浸水被害が頻発するようになり、それに対してしっかり対策するという決意を改めてお伝えしたい。
6日は、2024年7月の豪雨で大きな被害を受けた日御碕地区で第一声を上げた飯塚さん、防災や減災そして観光振興に力を入れると訴えました。
県内2番目の人口17万を抱える出雲市のかじ取り役が、2期目にどのように人口減少に歯止めをかけるのかその手腕が問われます。