岡山市のタクシー会社が、岡山地区のタクシー運賃値上げを求める要望書を中国運輸局に提出していたことがわかりました。
中国運輸局の発表によりますと、この要望書は岡山市の下電観光バスから4月2日に提出されたということです。
労働条件の改善と経営健全化が目的で、岡山地区では現在、普通車の初乗り運賃が684メートルまでで500円、距離による加算運賃が283メートルごとに100円となっています。
要望書では、運賃はそのままですが、初乗り運賃の距離が684メートルから560メートルに、加算運賃の距離が283メートルから230メートルに短くすることを求めています。
岡山地区では129の事業者が2544台のタクシーを運行していて、今後、3カ月以内に地区内の車両数の5割以上となる事業者から値上げの要請があれば、値上げが必要かどうかの判断が行われます。
岡山地区では2023年6月にタクシー運賃の値上げが行われています。