9月に入ってぐずついた天気が続いていますが、今も“梅雨の時期”といえます。実は日本では1年に4回「梅雨」があるんです。

4つの梅雨

一般的に私たちがよくイメージする春から夏への変わり目に発生する「梅雨」だけでなく、季節の変わり目には梅雨が発生します。

夏から秋の変わり目には「秋雨」、秋から冬には「さざんか梅雨」、そして冬から春には「菜種梅雨」が発生します。このように、それぞれの梅雨には、季節の植物の名前がつけられています。

今は秋雨の時期ですが、どのような特徴があるのでしょうか?

秋雨の特徴は?

秋雨は“秋の長雨”とも言われますが、梅雨の中でも雨量がとても多いんです。

東京の雨量を見てみると、梅雨の6月の降水量は167.7mm、秋雨の9月の降水量は209.9mmと秋雨の方が多くなっています。

雨量には地域差があり、西日本では梅雨の方が雨量が多くなることが多いです。

では東日本・北日本では、なぜ秋雨の方が雨量が多くなるのでしょうか?

6月の梅雨は、梅雨前線や雨雲が南から北上するので、西日本に湿った空気が流れ込みやすくなります。そのため、特に東日本の関東では、前半は雨があまり降らないことが多いんです。

つまり、6月中は、西日本では大雨が多く、東日本や北日本では少なくなります。

一方秋雨は、秋雨前線北から南下してくるので、北から雨が強くなっていきます。

さらに、この時期に発生する「台風」と組み合わさることにより、広い範囲で大雨が降り、東日本でも大雨が発生します。そのため、秋雨の雨量が多くなるんです。

「秋雨前線」と「台風」が組み合わさることで、過去に何度も大雨による災害が起こっているので、この時期はまだ油断できません。

「秋雨前線」と「台風」による大雨に注意

実際に9月16日午前3時ごろ、日本の南の海上に台風11号が発生しました。しかし、台風の北側にかなり強い太平洋高気圧が張り出しているので、今後は中国大陸の方へ進む見込みで、日本に影響はなさそうです。

しかし、この後も台風のたまごが発生する可能性があるため、10月まで引き続き注意が必要です。

(とくダネ!『あまダネ!』9月16日放送)