ペルーでサッカーの試合中、審判がコーチの顔面に強烈なキックを放つ前代未聞の騒動が起きた。突然の暴力行為にスタジアムは混乱。抗議を行う人が集まり、一触即発の事態に陥った。判定に納得できなかったとみられるコーチが、ペットボトルを振り上げ猛突進、審判は身を守るため蹴りを入れたとみられている。その後、試合は中断されたという。

審判が顔面キック!?現場は大混乱

ペルーで3月29日に行われたサッカーの試合中に撮影されたのは、「完全にレッドカードでは?」と目を疑う瞬間だ。

顔面にキックを食らわせた審判
顔面にキックを食らわせた審判
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スタジアムのど真ん中で大きく足を上げ、走ってきた男性の顔面をキックする人物。実は強烈な蹴りをいれていたのは、審判だった。

言い争うような様子の選手たちや関係者
言い争うような様子の選手たちや関係者

突然の事態に現場は大混乱。試合の実況者は、「落ち着け!みんな落ち着くんだ!」と冷静になるようにと呼びかける。しかし、なおも収まらない混乱に、「これはいかん、これはいかん」と殺気立つ人たちを諭すように実況を続けていた。

一方、スタジアムの外からも抗議の声もあがる状況だった。

怒れるコーチが突進…キックは身を守るため?

そもそも、なぜ審判はキックしたのか。

ペットボトルを掲げて突撃してきたコーチ
ペットボトルを掲げて突撃してきたコーチ

実は蹴る直前、審判に迫っていたのは、2対1で負けているチームのコーチだ。しかも手にしたペットボトルを大きく振り上げ、突進。審判は身を守るため、キックで撃退していたのだ。

この事態は選手が退場させられた後に起こっており、コーチは判定に納得できなかったとみられている。その後、試合は中断されたという。
(「イット!」 4月3日放送より)

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