4月3日は、一粒万倍日、寅の日、大明日が重なるトリプルで縁起が良い日。東京・中央区にある宝くじ売り場では多くの人が行列を作った。寒い雨の中でも「当たったら海外で暮らす」など夢を語る人などいて、江戸時代から伝わる開運日に熱い期待が寄せられていた。複数の吉日が重なる日が4月25日、30日にもあり、運試しを狙う人々の関心は続きそうだ。
雨でも並ぶ…宝くじ行列に高まる期待
東京で運試しといえば、東京・中央区の有楽町にある「西銀座チャンスセンター」だ。

記者:
日本で一番億万長者を輩出しているとされる宝くじ売り場ですが、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)、そして寅の日(とらのひ)、さらに大明日(だいみょうにち)の3つが重なる“超ラッキーデー”を狙って来ている人はいるのでしょうか?
朝から冷たい雨が降る中、宝くじ売り場には行列ができていた。宝くじデートを楽しんでいた夫婦は宝くじを購入した理由についてこう話す。
40代夫婦:
(3日は)日が良いということを聞いていたので。一粒万倍日と、寅の日と、もう一つ。
ーー宝くじは、よく買われているんですか?
40代夫婦:
買わないですね。
ーーきょう「この日」と決めて?
40代夫婦:
そうですね、もう当たると思ってるんで。一番当たると1500万円。

「西銀座チャンスセンター」では、これまでに億万長者を524人輩出し、その当選総額は890億円だ。
50代:
“吉”の日が重なっているので。一粒万倍日。Dr.コパさんが「開運日」って言ってたので来ちゃいました。
ーー当たったら、どんなことに使いたい?
50代:
仕事を辞めてパリに家を買って、ルーブル美術館で模写をして過ごしたいと思います。
トリプル開運日は月末にあと2回
一粒万倍日などの開運日は、いつから使われているのか専門家に聞いた。

暦会館学芸員・山田虹太郎さん:
江戸時代の暦の解説書を読みますと、一粒万倍日についての記述がありまして、その頃には沢山の吉凶が暦に反映されるようになりました。
売り場の開店前から並んでいた男性に話を聞いてみると、過去に“大当たり”していたという。
ミャンマー出身の男性:
当たったのは7000万円だけど、その時は12人で当たってるから、山分けして自分は500万円くらいしかもらっていない。
購入すると、お財布ごと額に当ててしっかりお祈りしていた。ミャンマー出身だという男性は当たったら何に使うのか聞いた。
ミャンマー出身の男性:
当たったら、いまミャンマー戦争(内戦)になってるから、あと地震、超大きい。それのために、もし2枚当たったら12億だから、1億2億だったらミャンマーのためにあげる。
震災に見舞われている故郷に贈りたいと語っていた。

スーパー開運日の3日を逃してしまったという人にも、4月はトリプル開運日があと2日ある。まずは25日金曜日。一粒万倍日に加え、天の恩恵を受けられるといわれる「天恩日(てんおんにち)」、さらに鬼に邪魔されることなく何事もうまくいく日とされる「鬼宿日(きしゅくにち)」でもあり、トリプル開運日だ。
そして月末30日は、金運が向上するという「己巳(つちのとみ)の日」、全ての物事がうまくいくとされる「大明日(だいみょうにち)」、そして母が子を育てるように、天が人を慈しむさされる「母倉日(ぼそうにち)」と、こちらもトリプル開運日となっている。
(「イット!」4月3日放送より)