山形・酒田市中心部の高校の跡地に、複合型の商業施設「いろは蔵パーク」がオープンし、買い物客でにぎわった。市の中心部のにぎわいづくりと活性化につながると期待が寄せられている。

市中心部のにぎわい創出・活性化に期待
3月27日午前のオープンに合わせて、太鼓の披露などのセレモニーが行われた。
酒田市の中心部・上本町の酒田商業高校の跡地にオープンした「いろは蔵パーク」は、市に選ばれた企業が建設した複合型商業施設で、関係者がテープカットをして新たな門出を祝った。

約2万1000平方メートルの敷地には、鉄骨平屋建てのA館とB館の2つの建物が整備されている。
そのうち27日にオープンしたA館には、生活雑貨などを扱う無印良品の東北最大級のテナントやカルディコーヒーファームのほか、アイウェアブランド・薬局・飲食店などが入っている。

また、近くの山居倉庫から移転した観光物産館「酒田夢の倶楽」には、地元の菓子や酒などが所せましと並んでいて、オープンに合わせて訪れた多くの利用客でにぎわっていた。

いろは蔵パークは酒田港や山居倉庫・日和山公園などの市中心部の観光地とも近く、観光・散策の流れで利用してもらいやすいことから、さらなる町の活性化につながるのではないかと期待が寄せられている。
ここを拠点に町を回遊して楽しんでほしい
名古屋から帰省したという女性は、自身が高校時代にこのような施設があってほしかったと語り、「いろいろな理想がいっぱい詰まっていてさすが。こういう店はなかったと思ったので、ここをスタートにいっぱい活性化してほしい」と言っていた。

いろは蔵パーク・高橋剛社長:
「ここは地元企業が地元市民のためにとスタートした施設。ここを拠点として酒田を回遊し、あるいは発展・波及する形になれば」

地元のスーパー・ト一屋などが入るB館は4月18日にオープン予定。
いろは蔵パークは年間延べ300万人以上の来場を見込んでいるという。
※高橋剛社長の「高」はハシゴダカ
(さくらんぼテレビ)