札幌市で28日、車販売店から乗用車などを盗んだ疑いで男が逮捕された。犯行時はフードをかぶって防犯センサーライトを破壊したあと、店から鍵を盗んで275万円相当の車を持ち去った。男は「移動手段が欲しかった」と供述。また、同日に発生した付近のそば店の窃盗にも関わった可能性があるとして警察が捜査を続けている。
鍵を奪い高額車を大胆に盗難
北海道・札幌市東署で28日、カメラが捉えたのは、うつむきながら車に乗り込む険しい表情をした男。

札幌市内の車販売店に侵入し、乗用車などを盗んだ疑いで逮捕された住所不定・無職の河原井勝容疑者(52)だ。
犯行の瞬間を捉えた防犯カメラの映像には、敷地内でうろつき、突如体の方向を変えたかと思えば、物陰に隠れる河原井容疑者の姿が残っていた。
変装をしているのか、フードを被り、着替えるような様子も確認できる。

そして、カメラに写ることを嫌ったのか、センサーライトを引っこ抜き、強引に破壊。
その後、店内から鍵2本を持ち出し、車を盗んで行った。
付近のそば店の窃盗事件にも関与か
ジーエム自動車の池上絆さんは「正直怖いですよね、被害がすごいので。(盗まれた車は)275万円くらい。もうやってほしくないですね」と話す。

破壊されたセンサーライトは配線が飛び出し、地面に落とされていた。
そこまでして車を盗んだ理由について、調べに対し河原井容疑者は「足として車を使いたかった」と供述している。
さらに、事件当日に発生した付近のそば店での窃盗事件にも、河原井容疑者は関与をほのめかしており、警察が捜査している。
(「イット!」3月28日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(11枚)