26日からアメリカ・ボストンで始まる世界フィギュアスケート選手権。冷たい氷の上で、熱い戦いを繰り広げるフィギュアスケーターたちが世界観を高めるために重要なのがメイクだ。
メダリストオンアイスの舞台裏を取材した。
メイクで競技と選手をサポート
全日本ノービスA優勝・金沢純禾選手:
魅せるスポーツなので、見た目も大事かなと思います。

世界ジュニア代表・中井亜美選手:
自信にもなる。明るい気持ちになる感じがします。
化粧品大手のコーセーが長年にわたり、フィギュアスケートを支援する意義とは…。

KOSE 太田陵介さん:
フィギュアスケートはメイクと相性がいい競技。メイクの良さを伝えていったり、選手の方々をサポートしていける。

全日本選手権のメダリストや世界選手権の代表など、輝かしい実績を上げた選手たちの美しき競演、一夜限りのアイスショー・メダリストオンアイス。出演する選手の多くが訪ねる場所が、コーセーのメイクアップルームだ。色鮮やかなアイシャドウに、トレンドのくすみカラーのパレットなど、きらびやかなアイテムがずらりと並ぶ。

メイクを手掛けるのは、メイクアップアーティストの石井勲さんだ。
メイクアップアーティスト 石井勲さん:
選手の演目に合わせて、衣装や曲、世界観を高めるための表現力の一環としてメイクをデザインしている。(ショー)のライティングはかなり強くなったりするので、かなり強いメイクを心がけたり、きらめき感や立体感はより重要。そういったところを意識してメイクしています。

例えば、櫛田育良選手の場合は、タンゴと真っ赤な衣装に合わせ、ぐっと大人っぽい仕上がりに。
フィギュアスケーターにとって、重要な表現のひとつであり、自信にもつながるのがメイク。その輝きを後押しする、プロならではの技が光る。

「アイシャドウの色めっちゃきれい」
四大陸選手権代表の松生理乃選手。マスカラを扇形の筆を使い、下まつげに丁寧に重ねていく。

「繊細にしたいときには すごくつけやすいよ」
「へー、やってみよう」
プロのメイクを受けることで、「セルフメイクの幅も広がっていく」と選手たちは話す。

世界選手権代表 千葉百音選手:
自分の目がどうやったら大きく見えるかとか勉強になる。自分でも塗り方を参考にしたりして、だんだんわかるようになってきました。

千葉選手はこの日、「ラヴェンダーの咲く庭で」の曲にのり、たおやかなスケートで会場を魅了した。
消費者との関係づくりにも
2006年からフィギュアスケートの支援を続けてきたコーセー。選手を支えることは、消費者との関係づくりにもつながっているという。

KOSE 太田陵介さん:
スポーツへの協賛という意味では、見る方々の熱量がすごく、高いエンゲージメントが獲得できる。今はすごくいろんな商品が出回っていて、商品の質だけではなかなか差がつかない。
商品の先にある企業のイメージだったり、企業に対して好みが消費者の皆さんの中にも出てくる。そういったところにも寄与するのがスポーツ協賛のひとつのメリット。
選手に寄り添い、競技に花を添え、スポーツの楽しさを広げていきたいとしている。
堤礼実キャスター:
メイクは表現の一つであるだけではなく、気持ちを整えてくれるものでもあります。ここから生まれてくる自信も選手をより強くさせるのかもしれませんね。
(「Live News α」3月25日放送分より)
コーセースポーツビューティサイト
https://sports.kose.co.jp/