4月13日に開幕する大阪・関西万博。福井県は大阪をはじめ8府県がブースを設ける「関西パビリオン」に出展し、テーマパークのアトラクションのような体験型の演出で“恐竜王国”をPRする。3月23日、一足早く報道陣に公開された。

関西パビリオンでは8府県が出展
開幕に向け急ピッチで準備が進められている大阪・関西万博の会場。福井県の展示スペースは万博会場の最寄り駅・大阪メトロ舞洲駅から徒歩5分程の関西パビリオンに設けられる。
関西パビリオンは今回の万博のシンボル「大屋根リング」のすぐ外側にある白を基調とした建物。中には福井を含む8府県の常設ブースがある。

“恐竜推し”の福井ゾーン
吉田圭吾アナウンサー:
「まるでサーカスのテントの中のような雰囲気です。福井のゾーンは恐竜王国福井をPRしていて、懐中電灯型デバイスを使って化石発掘体験を楽しめます」
福井ゾーンでは、全長4.7メートルのフクイラプトルの実物大模型が出迎えてくれる。

バーチャル発掘体験
発掘体験エリアでは懐中電灯型のデバイスを壁や天井に向けると―
吉田圭吾アナウンサー:
「画面が割れ始めた!ひび割れて!あ!これは化石だ!当てよ!おー!すごいすごい楽しい!」
赤外線を当てることでバーチャルの恐竜化石が浮かび上がり、ティラノサウルスなど3種類の化石発掘体験を楽しめる。

3つのエリアで“恐竜王国”を体感
高さ4メートル、幅5.5メートルのスクリーンに囲まれた「時空の旅エリア」では恐竜をテーマにした6分半のVR映像を楽しむことができる。
3つのエリアで約20分の体験を楽しめる“恐竜王国”福井県ゾーン。お披露目会を訪れた杉本達治知事も「思った以上に素晴らしい出来栄えで迫力があった。たくさんの人で発掘すると、どんどん化石が現れてくるのがとてもリアルで楽しかった。家族でやってほしい。話題性も高いと思う」と太鼓判を押す。
福井県ゾーンの大きさは126平方メートルとコンビニの売り場(150~200平方メートル)よりも狭いが、バーチャル化石発掘体験や4面スクリーンの空間や恐竜モニュメントとの記念撮影など、“恐竜王国”福井の魅力がぎゅっと詰まっている。テーマパークのアトラクションのような演出で、子供たちの人気を集めることが期待されている。
