2025年1月にイトーヨーカドーが撤退した札幌市東区のアリオ札幌に3月21日、十勝生まれの老舗スーパーがオープンした。
売り場は身動きがとれないほど、大混雑となった。

ダイイチの新店舗オープン―おはぎが一瞬で完売に!
「おはぎのコーナーです。開店直後なんですが、すぐに品薄状態になっています!」(糸口真子フィールドキャスター)
開店から10分!瞬く間もなくお客さんのカゴの中に入っていく「おはぎ」!
「(Q:おはぎはもうゲット?)そうです。2つ入れました」(買い物客)

札幌市東区の商業施設「アリオ札幌」。2カ月ぶりに新たなスーパーがオープンするとあって、午前10時の開店前にはなんと1000人が並ぶ長蛇の列が!
「いま開店しました。オープン前から列を作っていたお客さんが続々入店して行きます」(糸口キャスター)
オープンしたのは、帯広生まれのスーパー「ダイイチ」。全道に26店舗を展開し、札幌市では2023年、「ココノ ススキノ」の地下2階にオープンしたお店に続き、7店舗目となる。

売場面積は834坪と最大!アリオ札幌のイトーヨーカドー跡地にオープン
「(Q:2カ月間、スーパーが閉店していたが?)バスで近くの大型ショッピングセンターか中央区のデパートまで行っていた。ものすごくうれしいです」(近所の人)
1月上旬、スーパー大手のイトーヨーカドーは、アリオ札幌店を最後に、北海道から撤退。その跡地に入ったのが、ダイイチだ。
「客がイトーヨーカドーの商品・従業員と関わってきた部分を食品スーパーとしてのダイイチなら引き継げると」(ダイイチ 若園 清 社長)

従来からの住宅地に加え、高層マンションの建築もあいつぐ苗穂駅周辺。子育て世代が多いほか、広い駐車場もあり多くの利用客が訪れる立地。
今回オープンしたアリオ店は、全道26店舗のダイイチのなかでも、売場面積は834坪と最大だ。

キュウリ1本41円・100%生のこだわりひき肉―魅力的な商品たくさん!
「青果コーナーです。山積みのきゅうり、なんと1本税込41円と、とてもお買い得ですよ。さらにこちら。トマトの種類が豊富。27種類もあります!」(糸口キャスター)

「(Q:各社スーパーに比べてどのような強みが?)十勝・帯広の生まれということで野菜ですと、川西長いもが有名です。総菜ですと豚丼や当社、人気ナンバーワンのおはぎが売りです」(ダイイチ 西崎 進 常務)

帯広で創業して68年、客が自分で商品を手にするセルフサービス方式を北海道で初めて取り入れたというダイイチ。十勝産の食材と鮮度にこだわっているという。
中でも目玉はお肉!

「(Q:特におすすめは?)ひき肉でございます。100%の生肉を使用して冷凍の物は一切しておりません」(ダイイチ 西崎 進 常務)
「(Q:スーパーでは珍しい?)当社くらいだと思います。特に違うのが甘み。鮮度の良いものをお客様に提供することを第一に考えております」(ダイイチ 西崎 進 常務)
西崎常務が絶対の自信を持つひき肉。その売れ行きは?

精肉コーナーは大混雑―ひき肉が非常に人気!
「(目当ては)ひき肉…。でも、行けないの…」(買い物客)
「奥が精肉コーナー。非常に人気でして、ここからは近づけないほど混雑しています」(糸口キャスター)
カメラが近づくことさえ困難に!
「開店から20分ほどたちました。精肉コーナーのひき肉なんですが、非常に人気でかなり数少なくなっています」(糸口キャスター)

商品数は“約1万7000点”ダイイチでも最大規模
この店が取り扱う品物は約1万7000アイテムで、ダイイチでも最大規模だ。
「ひき肉やブロック肉。北海道産ブロック肉」
「(Q:美味しい?)ひき肉美味しいです」
「トマトも今日は安いの。1600円くらいするものが1380円。ちょっと小粒だけど、熊本の美味しい物」
「鮮度が良いというのと、鮮度の割に値段が主婦向きという所があると聞いていた。あと、おはぎもきょう、すぐゲットしました!」(いずれも買い物客)
大手の撤退にくわえ全国の有名スーパーの北海道進出も話題の道内の買い物事情。北海道の老舗スーパーの大型店舗のオープンで、買い物客争奪戦は激しさを増しそうだ。
