瀬戸内のエコな話題をお伝えするエコナビです。今回は、家庭の5軒に1軒あると言われる「ピアノ」を驚きの方法でアップサイクルする取組を紹介します。

これまで国内で生産されたピアノは約1000万台に上ると言われていて、そのうち半数以上が使われていない「休眠ピアノ」とされています。そんな休眠ピアノを新たな形で残すサービスを始めたのが岡山市のピアノ運送業、喜多商事です。

(喜多商事 三好和美専務)
「思い出がいっぱい詰まっているのにゴミになるのはすごくつらいという声をたくさん聞いて何か形に残して返せれないかと思ったのが始まり」開発されたのは「メモリアルBOX」

です。ピアノを分解し、鍵盤1オクターブ分とロゴ、思い出の傷などを残すよう1台1台デザインし直し、元のサイズの約10分の1、縦・横約30センチほどに作り替えます。

思い出の詰まったピアノを手元に残したいもののその大きさ故、譲渡や買取という選択をせざるを得なかった客からの声に応え、作られました。

(喜多商事 三好和美専務)
「いろんな形で続けてい行きたいと思っていて岡山はもちろん全国の皆さんに届けていければ」

岡山放送
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