海の幸や山の幸がそろう道の駅が岩手県田野畑村にあります。
国道45号線の田野畑村の深い谷に架かる「思惟大橋」は高さは120mもあり全国でも有数の規模を誇ります。
この橋を渡り北へ500m進むと2021年4月にオープンした「道の駅たのはた思惟の風」があります。
海や山の幸が揃う「物販・産直」コーナーには、この時期は早採りのワカメやコンブが並び、もうすぐ山菜が売り場の主役となります。
駅長の清水川知弘さんによると、田野畑ならではのおすすめ商品は「フリーズドライのワカメ」だといいます。
2024年12月発売された「若めのワカメ」は、成長を促すため間引きされた若い新芽を使っています。
ワカメの新芽は日持ちせずほとんどが廃棄されていましたが、フリーズドライにすることで地元以外でも食べられるようになりました。
お湯で戻し、みそ汁やラーメン・サラダのトッピングとして手軽に使うことができます。
田野畑村で収穫された山ぶどう果汁100%のジュースもあり、清水川さんによると「田野畑の生産者が作っている。濃くて山ぶどうの風味がしっかり伝わってきて人気の商品」だということです。
また、山ぶどうのサイダーもあり、どちらも品切れになることもあるという人気商品です。
田野畑村は国内有数のアイガモ肉の生産量を誇る産地です。地域の食材を気軽に味わえるレストランでは、「鴨ラーメン」が約3カ月前にメニューに加わりました。
道の駅たのはた思惟の風 清水川知弘駅長
「あまり知られてなく、ラーメンとか日常食べられるような物で提供できたら認知が広がって行くと考えて」
アイガモから取っただしにチャーシューはむね肉ともも肉2つの味・食感が楽しめます。
メニューにはカモ肉を使ったどんぶりのほか、ワカメや牛乳など地元食材を使った料理が並んでいます。
清水川さんは「田野畑村の素材・加工品を来た人に知ってほしい。道の駅ですので、くつろげる場所を提供したい」と話していました。