奇抜な格好をしていますが、実はこの2人は現役の警察官で、前田孝文さんに、鈴木北九生(きくお)さんです。

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鈴木北九生さん:
息子と信じちゃいけないよ、電話の相手は詐欺なのさ。

詐欺の手口を寸劇にして、地域の人へ注意喚起し被害者を減らす活動などをしています。

鈴木北九生さん:
こんにちは、野方警察署のふれあいポリス鈴木です。

普段は、オレンジ色の服をトレードマークとし、「ふれあいポリス」という名前で活動。

日々の防犯パトロールや、街のイベント参加など、地域密着型で犯罪の起きにくい街づくりを行っています。

鈴木北九生さん:
警察官をかたる詐欺が急増している。だまされていますのでご注意願います。

地域住民:
警察の人って普段あまりふれあいたくないじゃないですか、正直言って、この2人はとにかく街のみんなとのふれあいがすごくいいので、それが本当に助かっています。

2人が「ふれあいポリス」として活動を始めたのは、12年以上前のこと。

65歳の前田さんは、3月末で退職となり、「ふれあいポリス」を卒業することになります。

前田孝文さん:
45年間、警察人生ありましたけど終わりになります。犯罪の起きにくい街作りを警察と住民の方が一緒に協力して、これからも進めていっていただければ心残りはありません。

卒業する相棒の言葉を受け、鈴木さんは“今後も頑張っていきたい”と意気込みをこのように語ります。

鈴木北九生さん:
街の人が100m先でも『ふれあいポリスさーん』って手を振ってくれる、これがまた嬉しいので、いつでもどこでもいろんな人から手を振ってもらえるように頑張っていきたいと思います。

街の安全・安心を守るため地域密着型のふれあいポリスの活動はあすも続きます。
(「イット!」2月26日放送より)

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