ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のメンバーが19日、国会に招かれ、衆参両院の議長からそれぞれ表彰状などを手渡された。
田中熙巳代表委員ら被団協のメンバーは、衆院の額賀議長、参院の関口議長らと相次いで面会し、表彰状に加え、クリスタルの置時計が記念品として贈呈された。
両院議長は、メンバーに去年のノーベル平和賞を受賞したことについて祝意を伝えた。
田中氏は、「核兵器も戦争もない世界を作っていかないといけないと思い頑張ってきた」と、これまでの活動を振り返った。
また、核兵器が使用されかねない世界情勢も今回の受賞の背景にあるのではないかとした上で、「日本政府には唯一の被爆国として、核兵器が使われないように世界のリーダーになってほしい」と述べた。