いよいよ3月18日に迫ったMLB開幕戦。

関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、開幕を目前に控え、日本球界を代表する名キャッチャー、そして名解説者の古田敦也さんに、「投手・大谷」はいつ復活するのか、解説してもらった。

古田敦也さん「旬感LIVE とれたてっ!」より
古田敦也さん「旬感LIVE とれたてっ!」より
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■古田さん「サイ・ヤング賞とホームラン王 あり得ないことを目指すと思う」

ことしの大谷選手で気になるのが、「二刀流」=ピッチャーとしての復帰だ。2023年、右ひじを手術したが、いつ頃復帰できるのだろうか。

古田敦也さん:トミー・ジョン手術(=ひじの靭帯をほかの部位のものなどを利用して、再建する手術)をして、開幕からピッチャーとして投げるはずだったんですけど、ワールドシリーズで左肩を痛めて、手術をして、予定のリハビリより遅らせなければならなかったので、開幕ピッチャーは間に合わなかった。動いている姿を見た感じでは問題はなさそうです。

古田敦也さん:今ここに来てスローダウンしているんで、あと1カ月後には投げてるんじゃないかなと思っています。本人は投げたいんですよ。『二刀流』が自分のすごさというか、歴史に残るプレーヤーになるには、最優秀投手賞の『サイ・ヤング賞』をとって、ホームラン王を取るというあり得ないことを目指すと思います。

※サイ・ヤング賞…アメリカの各リーグで最も活躍したピッチャーを記者投票によって決定し、表彰するもの。

古田敦也さん:彼の場合、2回も手術しているので、自分の出力=体の力が強すぎて切れちゃうこともあるので、あと3~4年が自分のピッチャーとしての勝負だと思っているでしょうね。

大谷選手のけが「旬感LIVE とれたてっ!」より
大谷選手のけが「旬感LIVE とれたてっ!」より

■肩のけがは「実はあんまり影響がない」

去年けがをして手術した左肩の影響はないのだろうか?

古田敦也さん:肩の手術をした時に何が一番困るかと言えば、やっぱり肩を上げることなんですよね。四十肩、五十肩になって肩が上がらないって言うじゃないですか。肩を上げた動きは難しくなるんですけども、多少痛みが仮にあってもバットは、肩よりも低いところに腕を通すんで、実はあんまり影響がない。『四十肩五十肩』だといってゴルフやってるおっさんがいるけど、それと同じでそれほど負担はない。

古田敦也さん:大谷選手は右投げで、右手一本でホームランを打ったりする。右手が強いので、右手を負傷すると大変だが、(今回は)左肩の負傷で、痛みはもう残っていないと思うが、仮に残っていても問題はないと思います。

■「二刀流」復活なら…盗塁はどうなる?

そして気になるのは、昨シーズンに59個をマークした盗塁です。ホームランと合わせて史上初の「50-50」という大記録となった。

盗塁の期待について古田さんは…

古田敦也さん:盗塁の数は激減すると思います。去年イチローの記録を更新し、日本人で最高の記録を作ったので。

古田敦也さん:ことしはピッチャー中心なので、足をけがしたらピッチャーができなくなるので、よっぽどじゃないと走らないと思います。

このように予想した。

(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」 2025年3月17日放送)

古田敦也さん「旬感LIVE とれたてっ!」より
古田敦也さん「旬感LIVE とれたてっ!」より
関西テレビ
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