女子サッカー、なでしこリーグが開幕しました。9年ぶりに1部リーグで戦う岡山湯郷ベルは、15日に津山市で世田谷(東京)と対戦しました。
昨シーズン、2部で優勝し、1部に昇格した岡山湯郷ベル。絶対的エースの元日本代表、横山久美は静岡に移籍しましたが、国内最高峰のWEリーグでプレーしていた中野琴音や、昨シーズン1部で7ゴールを挙げた塩谷瑠南など、18人の新加入選手を迎えました。
9年ぶりの1部での戦い。就任3年目の谷口博志監督のもと、初陣の相手は、昨シーズン、1部で4位の世田谷です。前半、相手に押し込まれながらも無失点で守り抜いた湯郷ベル。試合が動いたのは、前半アディショナルタイム、右サイドから、山本早織のクロスに塩谷が合わせて先制に成功します。
(岡山湯郷ベル 塩谷瑠南選手)
「開幕戦ということもあってすごく大事な試合というのはチーム全員で思いながら入った試合で。良いボールが入ったので、足を伸ばして当てるだけという感じだったので自分の点というよりはみんなでつかみ取った点かなという風に思います」
しかし、湯郷ベルは後半33分に同点に追いつかれると。その6分後にも相手のコーナーキックから失点し、逆転を許します。その5分後には、ミスから失点につながり、わずか11分の間に3失点を喫した湯郷ベル。開幕戦は3対1で敗れ、黒星スタートとなりました。
(岡山湯郷ベル 中野琴音選手)
「先制できた所はすごくプラスに捉えているので、失点数を減らして勝てるように頑張っていきたいです」
(岡山湯郷ベル 内田好美主将)
「この悔しさを忘れずに次に向かいたいなっていう気持ちです」
次の試合は3月23日、アウェーで、昨シーズン1部で優勝した宮崎と対戦します。
(岡山湯郷ベル 谷口博志監督)
「全員がもうちょっと深くいろんなことを理解しながら浸透していけば自ずと結果も出てくると思う。次節は去年(2024年)のチャンピオンの宮崎なので、ここで何ができるのかっていうのは一つの良い指針になるんじゃないかなと思うので1週間良い準備をして戦いにいきたい」
一方、15日に2部の開幕戦に臨んだ吉備国大シャルム岡山高梁は4対0で今治に快勝し、好スタートを切っています。