花粉・乾燥・寒暖差の「春の3K」による、体調トラブルが注目されている。
急に気温が上がったり下がったりする日が続き、頭痛やめまいなどの寒暖差疲労に悩む人が増加している。
特に10度以上の気温差があると疲れがたまりやすく、ゴールデンウィークごろまでピークが続くという。
急な温度変化で増加…頭痛やめまいに注意
ここ最近、寒くなったり暖かくなったりとジグザグ天気が続いている。

11日のテーマは、「春の3Kって、しってる?」だ。
春の3Kは、2025年は長期戦になる「花粉」、山林火災の原因ともなっている「乾燥」、そして「寒暖差」だ。
この時期の体調不良の原因は、もしかしたら寒暖差かもしれない。
3月に入り、1日の関東は上着いらずの春の暖かさになった。
しかし一転して、東京で1週間に3回も雪が降るほどの真冬の寒さになった日もあった。
そんな中、神奈川・横浜市内のクリニック「横浜フロント脳神経外科・泌尿器科」には、同じような症状の患者が次々と訪れていた。
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 市村真也理事長:
めまいは、フワフワするめまいということですか?頭痛は、頭が重い感じということですね。
患者:
そうですね。
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 市村真也理事長:
いつごろからですか?
患者:
何年もなんですけど、ここ最近寒暖差がひどいときに多くなってきて。
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 市村真也理事長:
寒暖差で調子が悪くなった?
患者:
はい。
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 市村真也理事長:
今、症状としては何がありますか。
患者:
症状としては…
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 市村真也理事長:
めまいですか?
患者:
月曜日に感じたのは、めまいです。
患者が訴えているのは春の3Kの1つ、寒暖差による体の不調だ。
この時期に増える寒暖差疲労が原因とみられる。
体が急な暑さ・寒さについていけずに疲労がたまり、頭痛やめまい、吐き気などの症状が起きるという。

横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 市村真也理事長:
例えば5度ぐらい差があっても調子悪い方がいますが、だいたいは(前日比で)10度とか15度ぐらい、かなり極端な天気の気温差のときに、患者さんの症状が出やすいと思います。

3月に入ってから東京では、2日に最高気温が22.1℃を超えたが、その2日後の4日には、5℃を記録した。気温はまさにジグザグ状態だ。
30代男性:
つらいのは頭が痛いっていうことで、思う通りに動けないことです。(寒暖差に)ついていくのは、正直キツいんじゃないかと思います。
50代:
寒暖差が一番キツいです。頭が重いです。立ってみると(頭が)フワフワして。片頭痛はズキンズキンって痛みですが、寒暖差に関してはドーンと重い感じですね。
30代女性:
気温差、ちょっとキツいですね。
記者:
ーーどういうふうに、キツいですか?
30代女性:
その度にめまいとか吐き気が出るので、それが結構キツいです。
“ゴールデンウィーク”までが寒暖差疲労のピーク
小山内鈴奈キャスター:
ーー寒暖差での症状は、とてもつらそうですが、山口さんは体調の変化を感じますか?

スペシャルキャスター・山口真由さん:
私は自覚症状はないんですが、周りからは「疲れてます?」って聞かれることが増えました。
小山内キャスター:
ーーもう1つ気になることがあります。青井さん、寒暖差疲労はこれからが本番って、「しってる?」
青井キャスター:
そうなんですか?今からも来るんですか?
小山内キャスター:
そうなんです。先生にいつまで注意が必要か伺いました。
横浜フロント脳神経外科・泌尿器科 市村真也理事長:
昨今の温暖化現象により、最近は日本でもゴールデンウィークぐらいだと、もうかなり暑くなりますので、ゴールデンウィーク前ぐらいまでが、寒暖差疲労の患者さんが来るピークだと考えております。

小山内キャスター:
これからゴールデンウィークまでが本番ということなんですが、16日には最高気温13℃、最低気温6℃とまた寒さが戻るということで注意が必要です。
青井キャスター:
ーー「三寒四温」なんて言いますけど、最近は特に寒暖差が激しいと思いませんか?
スペシャルキャスター・山口真由さん:
1日内の最低気温と最高気温も、10度ぐらい違ったりしませんか?
青井キャスター:
症状は、人それぞれによってということですもんね。
春の3Kを紹介したが、「健康のK」も大事にしてほしい。
(「イット!」3月11日放送より)