その東日本大震災の教訓をつなげ、大規模災害に備えようと、香川県庁で3月11日、職員を対象とした研修が行われました。
香川県の職員約30人が参加した研修では、はじめに、黙とうが行われました。2011年の東日本大震災以降、毎年3月11日に行われているこの研修。危機管理課の青井常治防災指導監が「被災者のために何ができるかを考え、自分の果たすべき職責を普段から明確化してほしい」と話しました。
その後、愛知県東部沖を震源とする地震が発生し、香川県内で最大深度6弱を観測したとの想定で訓練が行われ、情報班と対策班に分かれて手順を確かめました。訓練は、2024年に初めて出された南海トラフ地震臨時情報の内容も盛り込まれました。
(香川県危機管理課 青井常治防災指導監)
「南海トラフ地震の発生確率が上がったということで、香川県の喫緊の課題として、いま対応しなければならないことをしっかり理解する。自分の行動を理解して、いざという時に動けるようにすることが重要」
東日本大震災から14年。あの日の教訓をつなげようと、備えが進められています。