名古屋と愛知県豊橋市を結ぶ国道23号「名豊道路」が、2025年3月8日に全面開通します。沿線の人々にとっては悲願の開通で、観光や産業の面で期待が集まっています。
■100kmにわたり「信号なし」名古屋から浜松まで
国道23号「名豊道路」では、蒲郡市と豊川市を結ぶ最後の区間が開通し、ついに全線開通となります。

名豊道路は全長72.7キロありますが、全線開通により、無料のバイパスであるにも関わらず信号は1つもありません。
それだけではなく、名古屋の大高インターから豊橋より東の国道1号線バイパスの浜松市にあるインターまでも含めると、およそ100キロにわたり信号がありません。
■名豊道路を使って静岡や渥美半島へ!開催中のイベントも
これから暖かくなり、お出かけのシーズンとなります。全線開通で名古屋から静岡の浜松や渥美半島への観光も便利になります。

浜松市では3月20日から「浜名湖花フェスタ」が始まり、桜やチューリップなどの競演が楽しめます。
また、愛知県田原市では「菜の花まつり」が3月末まで開かれていて、ちょうど見頃を迎えています。
■「モノづくり」もさらなる発展へ…自動車の輸出にもメリットか
産業の活性化の面でも期待されています。

愛知県豊田市などで組み立てられた自動車を、名豊道路で三河港に運んで輸出する際に時間が短縮されます。
また、野菜や花の生産が盛んな渥美半島から、新鮮な農産物を名古屋の市場に運ぶ際に便利になります。
(東海テレビ)