SUUMOによる首都圏の「住みたい街ランキング」が6日、発表された。「イット!」では人気が急上昇中しているという“穴場の街“東京・上野と神奈川・大船に注目し、緊急取材した。

8年連続首位は「横浜」

6日、首都圏の「住みたい街ランキング」が発表された。気になる1位は…。

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SUUMO 笠松美香・副編集長:
今年の1位は横浜です!

8年連続で首位は「横浜」。
2位「大宮」、3位「吉祥寺」と続き、2024年と同じトップスリーとなった。

イット!は人気が急上昇中しているという“穴場の街“に注目し、緊急取材した。

2024年から得点を大きく上げた街のランキングの中でも、注目は上野と大船、2つの街だ。

上野は“弱点”だった女性からの支持が上昇

まずは上野。51位から18位順位を上げ、過去最高の33位にランクアップした。

上野は女性からの支持が増えているという
上野は女性からの支持が増えているという

SUUMO 笠松美香・副編集長:
女性の20代、そしてライフステージ別で見ますと、シングルの女性世帯がシェアが増えてるんですね。

これまでは、上野の「弱点」だった女性からの支持が今、上昇傾向にあるという。

実際に上野を取材すると、新しいクレープ店やハンバーガー店が立ち並んでいた。

リノベーションをしたカフェなどの飲食店が増えているという東上野エリア
リノベーションをしたカフェなどの飲食店が増えているという東上野エリア

上野公園とは駅を挟んで反対側にある東上野エリアでは、リノベーションをしたカフェなどの飲食店が、増えているという。街中でも若い女性の姿が、あちこちに見られた。

30代:
若い子向けのお店、若い子が気にしそうなお店がポツポツできてる感じはある。大学生とか中学生くらいの子もいたりするので、若い子いるなという感じで。

「交通の便」と「住みよさ」兼ね備えた街・大船

一方、神奈川県・鎌倉市にある大船も、2024年から20位順位を上げている、人気上昇中の街だ。

大船駅周辺をリポートする宮本真綾アナ
大船駅周辺をリポートする宮本真綾アナ

宮本真綾アナ:
おお!駅を出てすぐに観音像があります。大船駅に到着しましたが、大きな商業施設がこちらにも、そしてそのすぐ先にもありますね。

街のシンボル「大船観音」
街のシンボル「大船観音」

駅の目の前にあるのは、街のシンボル「大船観音」だ。

さらに、駅付近を探索すると、青果店や鮮魚店が軒を連ねる昔ながらの商店街「大船仲通商店街」があり、地元の人で賑わっていた。

大船駅周辺住民:
八百屋さんと魚屋さんが安いので、もうしょっちゅう来てます。野菜と、あと今日イチゴが安くて、2パックで398円だった。

このエリアはコロナ禍を境に、都内から引っ越してくる人が増えたという。

三春情報センター・渡辺勇大さん:
(Q.どういう人が引っ越してきている?)リモートワークが増えてきたりとかして、職場まですごい近くなくてもいいぐらいの距離感。都内の方が家賃も高かったりするので、ちょっと離して、大船の方でっていう方だったりとか。

地元の不動産会社によると、大船で1LDKのマンションを借りる場合、相場は12万5千円ほど。横浜より2万円ほど安く借りられるという。

「3沿線使えるのは魅力」と渡辺さん
「3沿線使えるのは魅力」と渡辺さん

さらに渡辺さんは「都心にも東海道線と横須賀線と京浜東北線も通っているので、3沿線使えるのは、魅力に感じてくれてる方も多いと思います」と説明する。

大船のように「交通の便」と「住みよさ」を兼ね備えた街が、今後も注目だという。

SUUMO 池本洋一・編集長:
郊外の中でも便利に暮らせるとか、あるいは少し何か特徴を持ってるような街っていうところが選ばれやすいという状況になっています。実際、評価は今上げてきたっていうところでいうと、ある意味、穴場的な集客ターミナルの一つというふうな位置づけになるのかなと思いますね。
(「イット!」3月6日放送より)

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