東京・清瀬市の無人ホルモン店「24h無人ホルモン直売所清瀬15店」で2月、40代の男がたびたび代金不足のまま商品を持ち去る万引き事件が起きた。防犯カメラには同一人物らしき姿がこれまでに6回映っているという。財布の柄から「スパイダーマン」と呼ばれた男は、毎回1000~2000円ほど足りない支払いで、「牛フワ」も繰り返し盗んだとされる。店主は被害届を提出しており、警視庁が男の行方を追っている。

直売所で繰り返される万引き

東京・清瀬市にある無人ホルモン直売所「24h無人ホルモン直売所清瀬15店」で2月21日に起きた事件。直売所には商品を万引きしたと見られる人の顔写真がずらりと貼られていた。

リュックを背負って店に入ってきた男(24h無人ホルモン直売所清瀬15店)
リュックを背負って店に入ってきた男(24h無人ホルモン直売所清瀬15店)
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カメラが捉えたのは、リュックを背負って店に入ってきた男だ。目当ての商品が決まらないのか、スマホ片手にウロウロしている。

被害に遭った店のオーナーによると、この男によく似た人物はこれまで何度も犯行に及んでいるという。その回数は防犯カメラに残されているだけで6回。

犯人のあだ名はスパイダーマン
犯人のあだ名はスパイダーマン

記者が「通称は?」と聞くと、オーナーは「スパイダーマンです」と答えた。

クモの糸を使い盗んでいくのかと想像するが、オーナーは「スパイダーマンの財布だから、そういうあだ名を付けた」と話す。

しかし、犯行の手口は実に特徴的だった。オーナーは「あれー?おかしいぞ?と、勝手に3割引にして買っていくというのが特徴」と語る。

牛フワ狙うスパイダーマン

オーナーによると、男は代金を払っては行くものの、毎回約1000円から2000円金額が足りないという。

「『牛フワ』をよく盗んでいった」と話すオーナー
「『牛フワ』をよく盗んでいった」と話すオーナー

更に、オーナーは「印象的なのは、『牛フワ』をよく盗んでいった」と話す。

牛フワとは、ウシの「肺」の部分で、ふわふわの食感がホルモン好きに愛される希少部位だ。

オーナーは防犯カメラ映像とともに被害届を提出しており、警視庁が40代の男による犯行とみて「牛フワ好きのスパイダーマン」の行方を追っている。

オーナーは「絶対捕まえるぞ!放送が終わったらすぐ出てこい!」と犯人に訴えかけた。
(「イット!」3月5日放送より)

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