“日本の焼き鳥”が、世界進出を加速させている。
大阪に本社を置く飲食店チェーン「鳥貴族」が、上海に中国1号店をオープンさせた。その狙いとは?
■【動画で見る】『鳥貴族』中国1号店オープンに大行列「人口は日本の10倍。可能性大きい」進出の狙い語った大倉社長
■中国の人たちも期待!「日本の味そのまま再現を」「食べたい物は全部注文」
沖本有二上海支局長リポート:開店20分前ですがオープンを待つお客さんたちがすでに並び始めています。
25日、中国でオープンを迎えた「鳥貴族上海1号店」。開店前からさっそく行列ができ、中国の人たちの期待値はかなり高いようだ。
来店客:食べたい物は全部注文するつもり!
来店客:日本の味をそのまま再現してくれることを期待しています!
■東大阪からスタートした鳥貴族 去年から世界進出が加速
1985年に東大阪市で最初の店をオープンした「鳥貴族」。
どの食べ物も飲み物も同じ料金というコストパフォーマンスで、今では全国に650店以上を展開する焼き鳥チェーンに成長した。

去年から韓国、香港、台湾、ロサンゼルスと、世界進出!
そして、大阪から運営会社の大倉忠司社長も駆け付ける中、中国本土初出店となる上海1号店をオープンさせたのだ。

■大倉社長「『デフレの勝ち組』が進出することで貢献できるのでは」
中国に進出したその狙いとは?
「鳥貴族」を運営・エターナルホスピタリティグループ 大倉忠司社長:今は中国も景気が悪くなっていて、デフレと言われているので、鳥貴族はまさしく日本では『デフレの勝ち組』。我々が進出することが貢献できるのではないかなと。

上海1号店のメニューは、全品18元=日本円で371円とほぼ同じ価格。
沖本有二上海支局長リポート:大きな串が名物の『貴族焼き』は、日本の1.5倍の大きさだそうです。
ピリ辛料理など、日本には置いていない中国オリジナルメニューもあるそうです。
■オープンするとあっという間に満席に 社長の息子・大倉忠義さんのファンも

いよいよ中国1号店がオープン! 焼き鳥が次から次へと焼き上がっていく。

開店すると、あっという間に店内は満席になった。
来店客:すごくおいしい!日本っぽい感じがします。
来店客:鶏が新鮮でやわらかい!歯が良くない人も食べられるので両親に薦めたいです。
中には大倉社長の息子・SUPER EIGHT大倉忠義さんのファンの姿も。25日に発表した結婚を祝福していた。

■大倉社長「日本よりも出店数を抜いていきたい」
初日から大賑わいとなった鳥貴族の中国1号店。

大倉社長:人口が日本の10倍、可能性が非常に大きいですから日本よりも出店数を必ず抜いていきたいですね
大阪生まれの焼き鳥が世界を席巻する日がやってくるかもしれない。
(関西テレビ「newsランナー」2025年2月25日放送)