3連休、北海道各地でさまざまな催しが。子どもたちが絵を描いている場所は、なんとスケートリンク。2月24日、今シーズン最後の営業を迎えた札幌市南区の「真駒内セキスイハイムアイスアリーナ」だ。ここで行われたのは、氷上のお絵描きイベント。
氷上のお絵描きイベント開催

「ジンベエザメとキツネと、駅と飛行機と電車を描いた」(参加した子ども)
氷のキャンバスの広さは1800平方メートルに及ぶ。

「一番汚れているよ、たぶん」(保護者)
300人の子どもたちが用意された5色の絵の具を自由に混ぜ合わせ、刷毛や手で色を塗っていく。手で描いた子は。

「なんかね、楽しい。ハートとか描いたの。花火とか描いた」(参加した子ども)
「北海道の冬は外で遊ぶ場所が少ないので、こういうイベントがあると助かります」(保護者)

洗濯がちょっと大変そうなこのイベント、北海道初上陸だということだ。
冬の風物詩“ワカサギ釣り”

北海道釧路市の阿寒湖にずらりと並ぶテント。冬の風物詩、ワカサギ釣りだ。朝から大勢の人が詰めかけ、釣り上げたばかりのワカサギを天ぷらにして食べるなど満喫していた。

「とても気持ちよかった。『釣れたな』という感覚があった。慣れてきて、うれしい」
「みんなで100匹釣りたい」(いずれもワカサギ釣りに訪れた子ども)
人間だけでなく珍客もー

人間だけではない。こんな珍客も訪れた。1頭のシカだ。写真を撮ろうと近づいても逃げる様子がない。人を恐れることなく氷の上を歩き回る。そして。
「シカがワカサギ釣りのテントの中に入っていきました」(沼田海征記者)

何やらテントの中を物色している。出入口が閉まっていても、器用にファスナーを開けて入っていく。何が目当てなのだろうか。
「初めて釣った1匹をもっていかれた。それ以降、釣れていない」(ワカサギ釣りの客)

やっとの思いで釣り上げたワカサギを食べられたというのだ。味をしめたのか、一度だけではなく再び同じテントにやってくる。
「隙を見せたら食べられる」(ワカサギ釣りの客)

まるで、ワカサギがあることを認識しているかのようだ。その後も、テントの周辺をゆっくりと歩き回る。
「シカが来た!」

「びっくりした」(いずれもワカサギ釣りの客)
関係者によると、このシカは2024年の夏ごろから時折姿を現すということだ。釧路市や施設では、野生動物に餌を与えないよう注意を呼び掛けている。