2月13日、愛知・蟹江町で人気SUV車盗難の様子がカメラに捉えられた。車の下に潜り込んでから約30秒で犯人は逃走。車は静岡県で発見された。専門家によると盗難の手口は「CANインベーダー」の可能性が高いという。被害を防ぐ方法を聞いた。

転がるように車の下へ…約30秒で盗み立ち去る

13日午前2時半ごろ、愛知・蟹江町で、ライトで車を照らす不審な人物をカメラが捉えた。

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一度立ち去ったように見えたが、意外な場所から再び現れる。

再び現れ転がるように車の下へ
再び現れ転がるように車の下へ

突然、転がるように車の下へ潜り込んだのだ。
手には何か握っているのが確認できる。

下に潜ってから約30秒で車のヘッドライトがついた
下に潜ってから約30秒で車のヘッドライトがついた

それから約30秒後、「ゴン」「ガチャガチャ」と音がすると、車のヘッドライトがついた。
直後、車に乗り込み走り去っていった。

映像に映っていたのは、車泥棒の瞬間だった。

被害者は「(頭が)真っ白になりましたよ。盗難ですね、確実に。売り払うための」と話す。

車は現場から約100km離れた静岡県のコインパーキングで発見
車は現場から約100km離れた静岡県のコインパーキングで発見

翌朝、被害者は警察へ通報し、車は現場から約100km離れた静岡県のコインパーキングで発見されたという。
車泥棒が一時的に保管していただろうか。

専門家「ちゃんと効果のあるロックを」

専門家によると、車は「CANインベーダー」を使った手口で盗まれた可能性が高いという。

「CANインベーダー」を使った手口が車盗難の主流と専門家
「CANインベーダー」を使った手口が車盗難の主流と専門家

車を傷つけずに短時間で盗むことができるため、盗難の手口として主流になっているという。

さらに、この車が狙われたわけは…。

自動車生活ジャーナリスト・加藤久美子さん:
国産のSUV。盗難車市場で非常に人気がある車種なので、耐久性の高い車なので海外で非常に人気がありますね。

盗難を防ぐ方法を聞いた。

メーカー純正のセキュリティーを付けるのも盗難対策の一つだという
メーカー純正のセキュリティーを付けるのも盗難対策の一つだという

自動車生活ジャーナリスト・加藤久美子さん:
メーカーの純正のセキュリティー(を付ける)とか。ハンドルロック、タイヤロック付ける場合は、ちゃんと効果のあるものを付けてもらいたい。
(「イット!」 2月21日放送より)

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