沖縄県内で保育施設を運営するライオンの子保育園グループが補助金などおよそ1億円以上を不正に受け取っていた問題で、浦添市や宜野湾市は新たな園児の受け入れを停止する行政処分を科す方針です。

宜野湾市や浦添市、那覇市で7つの保育施設を運営するライオンの子保育園グループは勤務実態のない職員を申請書に記載するなどして、2019年から2024年までの5年間で補助金や給付金あわせておよそ1億3000万円を不正に受け取っていました。

3市は不正受給分に利息や加算金などを含めた1億6000万円の返還をグループに求めているほか刑事告訴も検討しています。

さらに宜野湾市と浦添市はグループの3つの園に対し3月から1年間新規の入園停止させる行政処分を科す方針です。

問題が発覚した当時の代表は2024年辞任していて、ライオンの子保育園グループは沖縄テレビの取材に対し、「今回の事案を重く受け止めている。行政に対してきちんと対応し不正受給分については返還する予定だ」としています。

沖縄テレビ
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