小学生10人に性的暴行を加えた罪などに問われた男に、無期懲役の判決が言い渡された。

柳本智也被告(28)は2016年から2022年にかけて、大阪府内の集合住宅で、小学生の女の子10人に性的暴行を加えた罪などに問われている。
柳本被告は、起訴内容を認めている。

検察は、犯行前から被害者を尾行するなど計画性が高いとして無期懲役を求刑。
弁護側は、有期懲役刑を求めていた。

2月18日の裁判で、大阪地裁(伊藤寛樹裁判長)は、「各犯行は健全に育成されるべき女児らを狙って人格の根幹を傷つけたもので、卑劣・悪質の極み」と指摘。
そのうえで、「高度な計画性を備え、性的加害は個別に見ても重い部類で、有期懲役刑の範囲内にとどめるのは困難」として、求刑通り、無期懲役の判決を言い渡した。

(関西テレビ 2025年2月18日)