埼玉・草加市のコインランドリーで2日、2人組の男が両替機をバールでこじ開け、約3分で現金を盗み去った。顔を隠し、小銭も残さぬ手口で、被害額は約10万円。修理費は約80万円に上る。犯人は自動ドアのセンサーを妨害し、車を待機させるなど計画的に犯行を実行した。オーナーは被害届を提出した。
2人の男が両替機を破壊し現金を奪取
12日、埼玉・草加市のコインランドリーでカメラが捉えたのは、両替機の現金を根こそぎ盗むドロボーだ。

コインランドリーのオーナー・齋藤信也さんは「悔しいし、残念だし、怖いですよね」と話す。
現れたのは午前4時過ぎ。ドライバーは車に待機。2人が店内に入るやいなや、バールのようなもので両替機を強引にこじ開けようとした。

もう1人は、自動ドアが閉まらないようにするためか、持ってきたカゴをセンサーの下に置いた。2人の姿を見ると、キャップとフードを被り、顔を黒い布で覆っていて、その表情をうかがうことはできなかった。

あっという間に両替機の扉を完全に破壊。カゴを下に置くと、札束を抜いて投げ入れた。そして、小銭1枚たりとも残そうとしない、抜け目ない手口。犯行時間は約3分だった。
壊された両替機の修理に約80万円
ジャラジャラと滝のように流し出された大量の硬貨。

被害額についてコインランドリーのオーナー・齋藤信也さんは「100円玉は300~500枚くらい。小銭が3万~4万円。紙幣が4万~5万円。多く見積もって10万円くらい」と話している。
他にも、めちゃくちゃに壊された両替機の修理に約80万円かかるという。コインランドリーのオーナーは、被害届を提出している。
(「イット!」2月17日放送より)
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