大阪市中央区で10日、妻の遺体を岡山へ運び遺棄した疑いで35歳の夫が逮捕された。2024年5月に妻が行方不明となり、防犯カメラには遺体とみられる荷物を車へ積み込む姿が映っていた。
共犯とされる30代の男はすでに死亡しており自殺とみられ、遺体はまだ見つかっていない。
行方不明から8ヶ月も…未だ発見に至らず
妻の遺体を遺棄した疑いで10日、黒木佳史容疑者(35)が逮捕された。

黒木容疑者は、2024年6月上旬、30代の男と共に大阪市中央区の自宅から、妻のいずみさん(当時52)の遺体を、車で岡山県内まで運び、遺棄した疑いが持たれている。

その数日前の2024年5月26日には、「男女の争う声が聞こえる」という通報を受け、警察官が自宅に駆けつけたものの、いずみさんと会うことは出来なかった。
その後、いずみさんの家族が行方不明者届を提出した。しかし、それから8ヶ月近くが経った今も、いずみさんの発見には至っていない。

黒木容疑者を知る人は、その人柄について、次のように証言する。
黒木容疑者の知人:
18歳~20歳ぐらいの間は、ちょっとおかしい感じでした。1回暴れ出したら止まらない感じでした。
「今は言えません」と供述…殺人の疑いも視野に警察が捜査
遺体が見つからないまま、警察は夫である黒木容疑者の逮捕に踏み切った。

いずみさんの姿が最後に確認された10日後には、黒木容疑者と30代の男が、遺体が入ったとみられる大きな荷物を車に積み込んでいる様子が、防犯カメラに映っていたという。
また、共犯とみられる30代の男は、「黒木容疑者と死体を袋に入れて、岡山まで車で運んだ。死体はダムに捨てた」と知人に話し、その後、死亡した。自殺とみられている。
警察の調べに黒木容疑者は、「今は何も言えません」と供述している。
警察は、遺体なき死体遺棄事件として、黒木容疑者の実家がある岡山県内などで遺体を捜索するとともに、殺人の疑いも視野に調べを進める方針だ。
(「イット!」2月11日放送より)