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プレスリリース配信元:株式会社ポケット・クエリーズ

株式会社ポケット・クエリーズ(本社:東京都新宿区、以下当社)は、佐藤工業株式会社および古河ロックドリル株式会社との共同プロジェクトとして、山岳トンネル施工現場での省人化・自動化を目指した「ドリルジャンボ無線遠隔操作システム」を開発しました。

本システムは最新のヘッドマウントディスプレイ(HMD)を活用し、ドリルジャンボの無線遠隔操作を実現します。従来の無線操作システムでは、複数のカメラとディスプレイを駆使する高度な操作スキルが求められていましたが、開発した新システムでは以下の特長により操作性が大幅に向上しました。

三つの画像合成表示:
切羽画像(180°魚眼カメラ)
詳細ズーム画像(HMDの首振り方向に連動)
パススルー画像(操作ユニットの視界を再現)
リアルな操作体験:HMDを通じて、まるで実際のジャンボ操作室にいるかのような視覚支援を提供。
高解像度視覚支援:4K対応HMDを使用し、特許出願中の三画面合成技術を採用。

実証試験結果
実証試験は段階的に行われ、以下の成果を得ました。
有線による遠隔操作:基本機能の検証。
視覚支援(HMD)の無線化:HMDを用いた無線視覚支援の実現。
無線遠隔操作の確立:ジャンボ操作および視覚支援の両方を無線化。
特に、無線化による操作遅延は0.2秒以内に収まり、ジャンボの手動および自動掘削作業において良好な結果が得られました。

ポケット・クエリーズの貢献
当社は、HMDの開発および視覚支援技術の最適化を担当しました。これにより、現場オペレーターが直感的に操作を行えるユーザーエクスペリエンスの向上を実現しました。また、同技術は今後、トンネル工事以外の分野や他の建設機械にも応用可能性を秘めています。

今後の展望
本システムは、製品化に向けた実証を継続するとともに、HMDを用いた操作支援技術を他の工種や機械へ展開することが期待されています。当社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を通じて建設業界の効率化と安全性向上に貢献してまいります。

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)ジャンボ操作ユニット

遠隔無線操作


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