鳥取県米子市で5日午前、市内のサル園から6歳のオスのサル「まさる」が脱走した。市は捜索隊を結成し、脱走から約5時間後、近くの水路でまさるを発見し、無事捕獲した。同サル園では、人的ミスにより3年連続でサルの脱走が発生しており、市は早急に対策を講じるとしている。
サル園から「サルが脱走した」と連絡
鳥取県米子市で5日午前10時20分、市内のサル園「猿が島」から「猿が島で作業中にサルが脱走した」という連絡が市に入った。

サル園から逃げたのは「まさる」という6歳のオス。他のサルたちは、まさるが逃げたことに動揺しているのか、どこか寂しそうに身を寄せ合っているようにも見える。
サル園から逃げた「まさる」を水路で発見
一方、慌ただしく動くのは、20人余りで結成された“まさる捜索隊”。そして午後2時過ぎ、捜索は急展開を迎える。サル園にほど近い水路でまさるを発見したのだ。
水路をのぞき込む男性が「あぁ、来た!来た!」と指を指す。その先にいたのは、水路の暗闇から出てきたまさるだ。男性がまさるに「おい、ご飯食べるかー?」と呼びかける。

そして、脱走から約5時間後、挟み撃ちにあったまさるは捜索隊に大人しく捕まった。
この園では、人的ミスにより3年連続でサルの脱走が発生している。管理する市は今後、同じようなミスが起きないよう、早急に対策を講じるとしている。
(「イット!」 2月6日放送より)
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