長崎県内は5日、長崎市や五島市、雲仙岳で積雪を観測した。気象台は6日明け方にかけて平地、山地ともに大雪となるおそれがあり、雪が同じ所で降り続いた場合は、警報級の大雪となる可能性があり、警戒が必要だ。
6日明け方にかけて山地平地ともに大雪のおそれ
長崎地方気象台発表は5日午後4時29分に大雪に関する長崎県気象情報第11号を発表した。九州北部地方では、上空約1500mにマイナス12度以下となるこの冬一番の強い寒気が流れ込んでいて、強い冬型の気圧配置となっている。

このため長崎県では、6日明け方にかけて平地、山地ともに大雪となるおそれがある。雪が同じ所で降り続いた場合は、警報級の大雪となる可能性があり、気温が平年よりかなり低くなる所がある見込みだ。
さらに7日から8日頃は再び強い寒気の流入が予想され、山地を中心に大雪となる可能性がある。壱岐・対馬には暴風雪警報が発令されている。
雲仙岳で午後3時現在9cmの積雪
5日午後3時現在の積雪は、雲仙岳で9cmを観測した。

佐世保市のハウステンボスのSNSでは、風車やチューリップ畑に雪が積もった様子を公開していて、17万回も再生されている。(5日午後3時時点)
気象台は今後の雪について、5日午後6時から6日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
長崎南部山地 10cm
長崎北部山地 10cm
長崎南部平地 5cm
長崎北部平地 5cm
壱岐 3cm
五島 5cm
(山地は標高200mを超える地域)
積雪や路面凍結による交通障害、農作物や農業施設の管理に注意・警戒が必要だ。また、雪による視程障害、電線や樹木等への着雪、低温による水道管の凍結、落雷や突風に注意を呼び掛けている。
(テレビ長崎)