プロ野球がいよいよキャンプイン。
阪神タイガースの藤川球児新監督のテーマは「没頭」と「姿勢」。どんなチーム作りをするのか注目が集まっている。
そんな中、2月2日と3日には、糸井嘉男さん(43)が臨時コーチを務め、愛弟子・佐藤輝明選手らに熱心な指導をしていた。

2日、球場に現れた糸井臨時コーチの手には、クリケットのバットがあった。意外な道具に選手たちも興味津々。この練習方法にはある狙いがあるという。
糸井嘉男臨時コーチ:臨時コーチが決まった時に考えるじゃないですか。その時に大谷翔平君の映像で、クリケットのバットを持ってやっている映像を見て、『これや』と。しっかり後ろからバットの面を出してとらえる練習なので、めちゃくちゃいいです。イメージ作りです。
■大学の後輩・佐藤輝明選手に熱血指導
2日、糸井コーチが熱心に指導したのが母校・近畿大学の後輩、佐藤輝明選手(25)。

自身が現役時代に取り入れていたという、通常よりも重たいその名も『超人ボール』を使ったトレーニングをすると、その後のバッティング練習で特大の打球を連発し、16本が柵越えという結果に。
佐藤輝明選手:(糸井コーチから)めっちゃ良いって言われたんで、自信持っていきます。重いボールを押し込んで打つというのを意識していたと言っていたので、そういうのも取り入れながらやっていけたらなと思います。
3日朝、佐藤輝明選手は誰よりも早くサブグラウンドに現れ、守備練習に励んだ。午後も熱心に打撃練習を行い、7本の柵越えを放った。
そんな後輩へ糸井コーチもワクワク感を隠せない。
糸井嘉男臨時コーチ:本当に期待してください。彼はやります!

2日と3日の2日間、積極的に選手を指導した糸井コーチに、今年の活躍が期待できる選手を聞くと…。
糸井嘉男臨時コーチ:いっぱいいるんですよ、阪神。『ポテンシャルお化け』でしょ。
糸井嘉男臨時コーチ:前川右京選手(21)は、もう一人前にならなあかん。それぐらいのスイングしていました。
糸井嘉男臨時コーチ:小幡竜平選手(24)。身体能力的にも、もっともっと伸びてこないといけない選手だから。あと山田脩也選手(19)の動きが気になった。まだまだ2年目なんで。1個だけアドバイスしました、『メシ食え』と。
糸井コーチの指導で、この後選手にどんな変化が生まれるのだろうか。

キャンプから勢いのある今シーズンのタイガースに期待だ。
(関西テレビ「newsランナー」 2025年2月3日放送)